公益財団法人日本尊厳死協会・人生の最終段階における意思決定支援 小さな灯台プロジェクト 尊厳死を支えるリビング・ウイル
見習いたい! 見事な 〈人生のしまい方〉
14年前の母の時より、リビング・ウイルが広く浸透していると実感できた父の看取り
手術中、20分で迫られた家族の決断
元気な時こそ話すべきリビング・ウイル
人間は死を予知できる? 父は3月1日に逝くから……と
介護関係者の要望もあり、リビング・ウイルに署名
会報が“意思決定”のよすがに
死への恐怖との闘いでつらそうでした
先生の説明で納得して点滴を停止
“母の意向”で、延命への迷いを断てました
母は自ら緩和ケア病棟のある病院を探し選んで入院しました
理解のある担当医で私たちは幸運でした
認知症になる前に意思を聞いていたので迷うことはありませんでした
家で静かに永眠できたのは、最期のことを話していたから
与えられた命の全部を使い果たしての静かな看取りでした
現代の医学の中では自然な形で亡くなるのは難しい
人工呼吸器を装着した母の姿をみて「ああはなりたくない」と入会
人工呼吸器を装着したことをずっと後悔
会報などを読み「看取る」覚悟を決めてゆく年月は大事でした
延命治療を回避した結果起きた誤嚥は家族としても納得づく